ハクビシン駆除の必要性と正しい対策法~自宅を守るためにできること~

「天井裏でバタバタ音がする」「夜中に何かが動いている気配がする」「妙なにおいがする」——そんな違和感に気づいたとき、実はその原因がハクビシンであることが少なくありません。
ハクビシンは私たちの生活圏にひっそりと入り込み、住まいにさまざまな被害をもたらす野生動物です。
特に秋田県大館市や青森県県南地域のような自然と隣り合わせの住宅では、屋根裏や床下に侵入し、知らないうちに家の中で生活してしまうこともあります。
ハクビシンとはどんな動物なのか、なぜ駆除が必要なのか、自分でできる対策から専門業者に頼るメリット、そして再発防止の方法まで解説します。
ハクビシンとはどんな動物?
1.見た目は可愛いけれど要注意!特徴と被害の実態
ハクビシンは、イタチ科に似た細長い体型の動物で、体長はおよそ90cmから1mほど、尻尾を含めるとかなり大きく見えることもあります。
最大の特徴は、顔の中心に白い線が通っていること。
この白いラインがまるで「白い眉(白鼻筋)」のように見えることから、「ハクビシン(白鼻芯)」という名前が付けられたとされています。
その見た目は可愛らしく、ぬいぐるみのように思えるかもしれませんが、実際は住宅や農地に大きな被害をもたらすことのある厄介な害獣です。
2.夜に音がしたら要警戒!行動パターンと侵入のしかた
ハクビシンは夜行性で、昼間は屋根裏や樹木の中などにひっそりと身を潜め、夜になると活動を開始します。運動能力が非常に高く、木登りや電線渡りもお手のもの。
人の手が届かないような屋根の隙間などから、するりと住宅内へ侵入してきます。
このため、屋根裏で足音が聞こえたり、壁の中からカサカサと音がしたりすることがあるのです。
3.人の暮らしに忍び寄る!食性と被害が起きやすい地域環境
ハクビシンは雑食性で、果物や野菜、生ゴミ、ペットフードなど、あらゆるものを食べます。そのため、人間の生活環境と重なりやすく、都市部から山間部まで幅広い地域で被害が報告されています。
秋田県大館市や青森県県南地域では、民家のすぐ近くに森林があることも多く、ハクビシンの侵入リスクが高くなりがちです。
4.悪臭・害虫・天井崩落も!?「ためフン」被害に要注意
さらに厄介なのが、「ためフン」という習性です。
同じ場所に繰り返しフン尿をするという習性のことで、屋根裏の一部が悪臭やカビの原因になるだけでなく、フンの重みで天井が抜けるという事例すら報告されています。
衛生的にも非常に問題があり、ダニやノミなどの害虫が発生する原因にもなるため、小さなお子さんや高齢者がいる家庭では特に注意が必要です。
放置するとどうなる?
ハクビシン被害の実態
1.構造被害と生活への影響
ハクビシンが住み着くと、家にどのような被害が生じるのでしょうか?
まず一番多いのが、住宅構造への物理的なダメージです。ハクビシンは屋根裏に侵入する際、瓦をずらしたり、断熱材を引きちぎったりすることがあります。
特に冬場は暖かい屋根裏をねぐらにしやすいため、侵入を許してしまうと居座られてしまいます。長期的に住み着かれると、フン尿の蓄積によって木材が腐食し、天井板が劣化するだけでなく、雨漏りの原因にもなりかねません。
また、断熱材が荒らされることで冷暖房効率が落ち、電気代が増加してしまうといった副次的被害も起きます。
2.衛生リスクと感染症の危険性
衛生面でも問題は深刻です。
ハクビシンのフンや尿にはダニやノミ、カビなどが繁殖しやすく、空気中に飛散することでアレルギーや喘息の原因となることがあります。
また、ハクビシンが持ち込むマダニが媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)といった感染症のリスクも報告されています。
これらは特に、小さな子どもや高齢者にとって危険な存在となるため、軽視はできません。
3.精神的ストレスと不安感
精神的なストレスも見逃せません。
天井裏からゴトゴトと音がする、夜中に何度も目が覚めるといった不安は、家全体の快適性を損ないます。
「夜眠れない」「ずっと何かがいるような感じがして落ち着かない」といった声が多く寄せられており、生活の質が大きく低下することがあるのです。
4.放置は厳禁!高い繁殖力が招くさらなる被害拡大
ハクビシンは繁殖能力が高く、年に1回~2回、1匹あたり2~3頭の子どもを産むとされています。
一度住み着いたメスが出産した場合、そのまま子育てを始めてしまい、個体数が急増するおそれがあります。
「1匹くらいなら様子を見よう」と放置しているうちに、家の中が“ハクビシン一家の住まい”になってしまう可能性があるのです。
被害を未然に防ぐには、早期発見と早期対応がカギとなります。
自分でできる
ハクビシン対策とは?
1.侵入経路の遮断
ハクビシンは非常に小さな隙間からも侵入可能で、約5cmの穴があれば頭をねじ込んで通ってしまいます。そのため、屋根の隙間や通風口、床下の通気口、軒下など、建物の外周をしっかりチェックしておくことが大切です。
金網やパンチングメタルなどを使って、物理的に侵入を防ぐ施工を自分で行うことも可能です。
2.嫌う環境を作る
たとえば、市販されている忌避剤(きひざい)を使って、特定の場所に散布することで、近づくのを防ぐ効果が期待できます。
また、木酢液やクレゾール石鹸液なども独特のにおいでハクビシンを遠ざけるとされています。ただし、これらは効果が薄れていくため、定期的な再散布が必要です。
3.光や音を利用する
モーションセンサー付きのLEDライトや、超音波発生装置はハクビシンの警戒心を刺激し、侵入をためらわせる効果があります。ただし、これも「慣れ」が生じるため、あくまで補助的な手段として使うとよいでしょう。
4.食べ物の管理
生ゴミは密閉容器に入れて外に出しっぱなしにしない、収穫した果物はすぐに取り込む、ペットフードは外に置かないなど、食べ物を匂わせない工夫をしてください。
そのため、勝手に捕獲したり殺処分したりすることは法律違反となり、罰則を受ける可能性もあります。個人でできるのは「追い出し」と「予防」までであり、実際に捕まえるためには行政の許可や専門業者の対応が必要です。
つまり、自分でできることは“侵入させない”居づらい環境をつくる”という部分に限られるのです。
専門業者に依頼する
メリットと注意点
ハクビシンがすでに家の中に入り込んでいる、あるいは何度追い払っても戻ってくるという場合には、やはり専門業者に相談するのが最も安心で効果的です。
プロの駆除業者は、ハクビシンの行動パターンや侵入経路を熟知しており、住宅の状況を的確に判断して最適な方法で対応してくれます。
業者に依頼するメリットは、大きく3つあります。
1.安全性
ハクビシンの追い出しなどは高所作業や狭い空間での作業が必要になるため、無理に自分で行うと事故やケガの危険性があります。
また、フンや尿に含まれる細菌や寄生虫に触れるリスクもあるため、防護服や専門の道具を持つ業者に任せた方が安心です。
2.再発防止の徹底
ハクビシンは非常に学習能力が高く、一度居心地のよさを知った場所には何度でも戻ってきます。
そのため、単なる追い出しでは不十分で、再侵入を完全に防ぐための封鎖工事が必要になります。
プロの業者であれば、隙間や弱点を見逃さず、徹底的に封鎖してくれます。
さらに、屋根裏の清掃・消毒・脱臭まで一括で行う業者も多く、衛生面も改善されます。
3.行政手続きや法的な対応
先述した通り、ハクビシンの捕獲には自治体への申請が必要です。
業者はこれらの手続きを代行してくれることが多く、スムーズに対応が進みます。
ただし、業者選びには注意が必要です。
すべての業者が良心的とは限らず、中には高額請求や過剰施工を行う業者も存在します。
業者を選ぶ際には、「現地調査」「見積書」「施工内容の説明」の3つを丁寧に対応してくれるかを確認しましょう。
東北環境消毒有限会社では、地域に根ざしたサービスとして、適正価格で丁寧な対応を心がけています。
再発防止のためにできること
せっかく駆除しても、また同じようにハクビシンに入り込まれてしまっては意味がありません。大切なのは、駆除の“その後”をどう維持するかです。
再発防止の基本ポイント
①定期的な点検
季節の変わり目や台風・大雪の後などは、家の構造に変化が生じやすくなります。屋根の隙間、軒下、床下通気口などをチェックし、新たな穴が開いていないか確認しましょう。
②生活環境の改善
庭や敷地内に不要なものを放置しない、雑草や枯葉をこまめに掃除する、ゴミを外に置かないといった、当たり前のようで重要なことが意外と見落とされがちです。
ハクビシンが「ここは危ない」「居心地が悪い」と感じるような環境にすることがポイントです。
③地域全体での防除意識
自宅だけ対策をしても、周囲に餌場やねぐらがあれば、また戻ってくるリスクは高くなります。近所の方と情報を共有し、地域ぐるみで対策を進めることが理想的です。
自治体によっては、防除に関する助成制度や相談窓口を設けているところもありますので、積極的に活用してみましょう。
「自分たちの力で守る意識」が、長期的な防衛につながるのです。
まとめ
だからこそ、早期の対応が重要です。
まずはハクビシンの存在に気づき、正しい知識を持ち、自分にできる対策を行いましょう。
そして必要があれば、信頼できる専門業者へ相談することが、ご自身とご家族を守るための賢い選択です。
私たち東北環境消毒有限会社では、地域の環境に即した丁寧なハクビシン対策を行っております。










